通関士になった後も勉強が必要という話。現役通関士がその理由を紹介

通関士の仕事内容

こんにちは、通関士のゆうきです!
この記事はこんな疑問を持つ方向けの記事です。

通関士になってからも勉強は必須?
通関士の知識は通関士試験の内容で十分?
現役の通関士はどんな勉強をしている?

私のこんな経験を元にしています。

事務員を3年経験後、現在は通関士として勤務。
通関士になってから、勉強が実務に直結している。
通関士は勉強不足がミスにつながる仕事だと痛感。
この記事でわかることはこんな感じです。
通関士になってからも勉強が必須。
通関士資格では学べないことが実務ではたくさん必要となる。

『知らない』ことが原因で大きなミスにつながる

通関業務は『知らない』が原因で大事故になります。

貿易には様々な規制が存在します。
その貿易規制を知らないまま業務を進めてしまい、トラブルとなるのです。
例えば、海外から輸入した貨物が税関に止められるなんてことに。

通関士試験では『日本に輸入してはならない貨物』を学習します。
麻薬や指定薬物などです。

ただ、実務で問題となるのはこういった貨物ではありません。
輸入を制限されるパターンがたくさんあります。

【具体的な輸入規制】
アロエはワシントン条約該当。輸出国の公式書類がないと輸入不可
脱脂粉乳は食品衛生法該当。輸出国の衛生証明書がないと輸入不可

どちらも通関士試験では網羅しない内容です。

【通関士が実務で使う知識】
担当貨物の貿易規制の根拠となる法律は何かを理解。
その法律の内容を体系的に理解。

『知らない』が原因で発生するトラブルを防ぐために通関士は勉強します。
勉強嫌いの人は通関士に不向きです。

通関士試験に合格しても、通関士として勤務すれば勉強が付きまといます。
知識欲が強い人材は通関士に向いてるでしょう。

『知識が足りない』ことは通関士の仕事が遅い原因になる

『知識が足りない』通関士は仕事が遅くなります。
輸出入申告書の作成に手間取るからです。

ゆうき
ゆうき

特に『HSコード』の知識量による業務時間に差が出るでしょう。

輸出入申告書の作成には、HSコードの理解が不可欠です。
HSコードは貿易貨物を分類する6桁数字のことで、輸出入申告書に記載します。

通関士は輸出入貨物がどのHSコードに分類されるかを毎回判断します。
HSコード分類の知識が足りない通関士は、この分類に時間がかかるでしょう。

担当貨物が分類されるHSコードを暗記しても役立ちません。
類似貨物でも、HSコードが異なることも多いためです。
HSコード分類方法を体系的に理解し、整理しておくことが大切です。
【HSコードに詳しくなるために現場で行われること】
・税関HPの関税率表解説を読み込む
・過去の分類事例を参考に、分類の根拠を読み込む

『知識が足りない』ことによる業務効率低下を避けるために通関士は勉強します。
その場しのぎの調査で問題を解決しようとする人は通関士に向いていません。

ゆうき
ゆうき

急ぎ対応が必要な輸出入依頼は突然やってきます。
『HSコード』を即判断できる能力が通関士には求められるのです。

自主的に勉強を進めていける人材が通関士に向いてます。

まとめ

この記事では通関士としての勤務には勉強が必須ということを紹介しました。

ポイントはこんな感じです。

  • 通関士は勉強し続けることが必要
  • 体系的な知識欲は通関士に必ず求められる資質
  • 事前に自主的な勉強を出来る人は通関士に向いている
ゆうき
ゆうき

以上で幕引きにござる

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