通関士には『法律遵守の正確な事務処理能力』が何よりも重要な資質!

通関士の仕事内容

こんにちは、通関士のゆうきです!

この記事はこんな疑問を持つ方向けの記事です。

通関士に求められる一番大切なことは?
通関士には正確な事務処理能力と交渉能力どちらが大切?
通関士の事務処理ではどんなミスがあり得る?

私のこんな経験を元にしています。

事務員を3年経験後、現在は通関士として勤務。
自分が主導して話すのは苦手。
正確な事務処理が得意。
通関士として自分の強みが活かせていると感じている。

この記事で紹介する内容こんな感じです。

正確な事務処理を出来ることが通関士の最も重要な資質。
通関士の業務品質はミスの有無で全て決まる。
ルール順守、細かい部分まで事前準備をする人材は通関士に向いてる。

通関士に一番求められるのは『正確な事務処理能力』

通関士に必須となる適性が『正確な事務処理能力』です。
ミスをして法律に違反した結果、大問題となります。

その理由は下記3点。

  1. 通関業務の大半が事務処理
  2. 通関士のミスは会社に大損害を与える
  3. お客様は通関士にミスをしないことしか期待しない

それぞれ理由を見ていきましょう。

通関業務の大半が事務処理

通関業務の大半はデスクワークの事務処理です。
業務時間の9割以上をPCの前で過ごします。

通関業務のメインは『税関に適切な輸出・輸入申告を行うこと』です。
輸出・輸入申告はNaccsという専用のシステムを利用して行います。
そのため、通関士はPC入力の事務処理が業務時間の大半を占めることに。

ゆうき
ゆうき

通関士は事務処理を長時間集中して行うことを求められます。
デスクワークの仕事を苦手とする方には適性がありません。

デスクワークの事務処理をストレスに感じない方が通関士に向いています。

通関士のミスは会社に大損害を与える

通関士のミスは会社に大きな損害を与えます。
ケアレスミスが大きな金銭的損害に繋がるのです。

通関士は輸入税の価格を計算し、税関に申告する仕事です。
輸入税は輸入者であるお客様が支払うことになります。

通関士のミスとして輸入税の計算を間違えることが挙げられます。
納めるべき金額よりも大きい金額を納税してしまうということです。
お客様が支払うべき価格を代理で計算し、余分に払わせてしまう状況ですね。

ゆうき
ゆうき

通関業者が無駄な納税分を補填するのが一般的。
補填額が100万を超えることも多いです。

通関士のミスは所属企業に大きな損害を与えます。
正確な事務処理をこなせる人材が通関士に向いています。

お客様は通関士にミスをしないことしか期待しない

お客様は通関士に『ミスをしない』以上を求めません。
通関業務の最高品質は『ミスをしないこと』です。

通関士の業務に関わることは全て法律・条約で定められています。
法律の規制をクリアしているかを確認し、申告書に落とし込むのが通関士の業務。
何もクリエイティブなことは必要とされないのです。

正確な申告書類を作成する以上は通関士に求められません。

自分が目立ちたい、自分だけのサービスを生み出した。
そんな方は通関士に向いていません。

法律に基づき、正確に事務処理をこなせる方が通関士に向いています。

具体的な事務処理の内容と求められる正確さ3つ

通関士は輸出・輸入申告書の作成に時間を費やします。
この業務を正確にこなせるかが適性の分かれ目です。

輸出・輸入申告書の作成手順は次の通りです。

  1. 輸出入貨物の貿易規制をチェック
  2. 貿易書類の内容不備をチェック
  3. 貿易書類の内容を元に申告書を作成する

順番に見ていきましょう。

輸出入貨物の貿易規制をチェック

最初に輸出入貨物の貿易規制を確認します。

【具体的な確認事項】
・そもそも輸入・輸出して良いものなのか
・動物検疫等の他法令に該当する貨物なのか
・輸入税を安くする制度があるか

当然ながら、この段階で貿易規制を見落とすと大変なことになります。

ゆうき
ゆうき

貨物が日本に到着してから、実は輸入できないものだった!
なんて話もよくあります。
その場合は海外に送り返すしかないです。

輸出入する貨物に着目し、事前に法律や制度について時間をかけて調べることが大切です。
出たとこ勝負で仕事をする人は通関士に向いていません。

事前準備をしっかり行う人材が通関士に向いています。

貿易書類の内容不備をチェック

次に貿易書類の内容に不備がないかチェックします。

【具体的な貿易書類の不備】
・貨物合計金額が単価合計と一致しない
・必要な情報に記載漏れがある

この不備を見落とすと、税関に輸出入を止められてしまいます。
正しい書類を再提出しないと輸出入を認めてもらえません。

ゆうき
ゆうき

通関士の見落としが原因で貨物が期日通り納品先まで届かない。
なんてことが頻発します。

書類を1文字ずつ細かく確認していくことが大切です。
大雑把な確認しかできない人は通関士に向いていません。

細かい部分までこだわって確認する人材が通関士に向いています。

貿易書類の内容を元に申告書を作成する

最後は貿易書類の内容を申告書に落とし込みます。
申告書作成のルールで貿易書類を再作成するイメージです。

ポイントは貿易書類の内容をそのままコピペするわけではないところ。
ルールを一つずつ確認しながら作成することが求められます。

【具体的な書き方のルール】
・フランス産でEU協定適用⇒FR-EUI4
・フランス産でEPA適用せず⇒FR-R
ゆうき
ゆうき

このように言葉ではなく英数字の記号で表現するのです。
申告書作成ルールを頻繁に見直さないとケアレスミスをします。

申告書のアルファベットを1つ間違えると大問題が発生します。
ルールを順守せず雰囲気で物事を進める人は通関士に向いていません。

ルールを守り、作業手順を順守する人材が通関士に向いています。

まとめ

この記事では通関士の最も重要な資質について紹介しました。

ポイントはこんな感じです。

  • 正確な事務処理が出来ることが通関士の最も重要な資質。
  • 通関士の業務品質はミスの有無で全て決まる。
  • ルールを順守し、細かい部分まで事前準備をする人材は通関士に向いてる。
ゆうき
ゆうき

以上で幕引きにござる

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