通関士は人と関わらない仕事?客前に出ない現役通関士が解説!

通関士の働き方
通関士は一人で黙々と事務処理をするだけの仕事?
社内の飲み会などイベントは多い?
コミュニケーションスキルが無いと苦労する?

通関士は人と関わることが極端に少ない仕事です。
業務の大半が一人で行う事務処理になるでしょう。

人と関わる機会も多少ありますが、相手は非常に限定的。
お客様と関わることはほとんど無く、自社の社員・税関職員との交流に留まるでしょう。

この記事を読むことで、あなたは通関士が人と関わることが少ない事務仕事だと理解することができます。

ゆうき
ゆうき

客前に出たことが無い現役通関士の私が詳しく解説します。

通関士は顧客と関わることがほとんどない仕事

通関士は顧客と直接やり取りをすることの少ない仕事です。
対人関係に自信が無い方にお勧めできます。

その理由はこの3つです。

  1. 通常業務において、営業が通関士と顧客の間に入る。
  2. 顧客判断ではなく、法律という明確な判断基準に従う。
  3. 強制参加の飲み会やイベントの誘いはこない。

それぞれ見ていきましょう。

営業が通関士と顧客の間に入る

通関士が顧客から直接依頼を受けることはありません。
基本的には営業が間に入ります。

通関士が所属する物流企業では、次のフローで仕事を進めます。

  1. 顧客が物流企業の営業に輸出入の依頼を受け取る。
  2. 営業が通関士への依頼など、貿易に必要な手配をまとめて行う。
  3. 通関士などの専門部隊が自身の担当業務を処理

顧客と通関士が直接やり取りをするのは非効率的です。
顧客窓口を営業に一本化することで、顧客は営業の一人に依頼するだけで事足ります。

通関士は通常業務でお客さんとやり取りが発生しない仕事です。
顧客満足度向上のためにも、顧客窓口は営業に一本化されていることが一般的でしょう。

顧客指示よりも法律に従う必要がある仕事

通関士は法律を根拠に判断を行います。
顧客指示に無理に従うことはありません。

あなたは仕事でこんなことをしていませんか?

  • 自社のミスがばれないように顧客に嘘をつく。
  • 顧客のためにバレない違法行為を行う。

通関士の仕事には嘘・違法は不要です。
法律に従うことが最高品質となります。

というのも、通関業者と顧客がグルになった嘘は必ず税関にバレるからです。

税関は貿易を行った企業を定期的に調査します。
そのタイミングで脱税などの違法行為は必ず発覚するでしょう。
通関士は顧客から法令順守のサービスを求められることが多いです。

通関士は貿易に関する法律の専門家です。
身に付くスキルについてはこちらの記事で紹介しています。
通関士経験は貿易業界で重宝される転職スキル!身に付く知識を紹介。

通関士は法律に基づく適正な業務を評価されます。
お客さんのわがままに影響されにくい仕事です。

顧客との接待やイベントに不参加が基本

通関士は接待やイベントに参加しなくても全く問題ないです。
そもそも呼ばれません。

顧客が直接やり取りをするのは営業です。
顧客は担当の通関士が誰か把握していません。

通関士は顧客と書類上のつながりしか持ちません。
顧客が発行した書類を元に通関業務を行い、輸出入の許可書が顧客の元に届きます。

顧客は通関担当が誰かを把握していないため、通関士が接待やイベントに駆り出されることはありません。

通関士はほんの少しだけ人と関わる仕事

通関士は常に一人で仕事をするわけではありません。
1日のうち30分~60分程度は人と話しているはずです。

礼儀作法を意識するコミュニケーションは皆無。
気楽にやり取りを行う通関士が大半です。

通関士が関わるのはこんな人たちでしょう。

  • 税関職員
  • 自社の営業
  • 通関士

それぞれ紹介します。

税関職員とのやり取り

通関士は税関職員から輸出入貨物について問い合わせを受けます。

通関士は税関に対して輸出入申告を行います。
内容に税関職員が疑問点を持つ場合、電話で連絡が来ます。

通関士は税関職員の機嫌を取る仕事という主張を見ますが、そんなことはありません。

丁寧に対応しても、税関の判断が変わることはありませんから。
『謝ったら脱税を見逃してくれた!』なんてことは絶対に無いですよ。

通関士は電話で税関職員とやり取りを行います。
その時は普通に聞かれたことに答えるだけです。

自社営業とのやり取り

通関士は自社の営業と話す機会があります。
大体が営業から通関士への法律的見解に関する問い合わせです。
電話がかかってくるor直接話しかけられます。

このやり取りがどうなるかは相手の営業次第です。
丁寧な営業・高圧的な営業、どんな対応をされるかは人によります。

難解な法律を元に、正確な説明をする必要があるでしょう。
その場での即答より、正しい情報を提供することが重要視されます。

臨機応変なコミュニケーションは通関士に必要とされません。
一度持ち帰り、しっかり調査をしてからメールで返答すれば問題ないのです。

通関士同士のやり取り

通関士は同僚の通関士とやり取りを行うことがあります。
いわゆる業務引継ぎが大半です。

基本的に一人で業務を進める通関士ですが、業務引継ぎは必ず発生します。

特徴的なのは通関士は業務引継ぎに必要な準備が少ないことでしょう。
通関業務は法律に基づき、全国同様の手順で進められるからです。

通関士の業務引継ぎはマニュアルを作成する必要がほとんどないです。
税関が準備したマニュアルを活用し、丁寧に引継ぎを進めることができます。

通関士は業務引継ぎのために他の通関士と交流をする必要があります。
税関が準備した資料で業務の大半を説明可能。
教える必要も教わる必要も、他の仕事より少ないのは確実です。

通関士が人と関わる必要性まとめ

この記事では通関士が顧客と関わらない仕事であると紹介しました。

ポイントはこんな感じです。

  • 通関士はお客さんとやり取りをしない
  • お客さんの要望よりも、法律に従う
  • コミュニケーション能力が無くてもさほど足を引っ張らない
ゆうき
ゆうき

通関士は顧客とやり取りをすることがほとんどない仕事です。

人と関わることは0ではありませんが、コミュニケーション能力に自信が無い方にはおすすめできる仕事です。

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