通関士の年収は所属企業次第。待遇に満足する通関士はいない理由を解説

通関士の働き方

こんにちは、通関士のゆうきです!

この記事はこんな疑問を持つ方向けの記事です。

通関士の年収はどれくらい?
資格に見合う給料はもらえるの?

私のこんな経験を元にしています。

事務員を3年経験後、現在は通関士として勤務。
より高度な仕事をしているはずなのに事務員時代より給料は減少。

この記事でわかるのはこんなことです。

通関士の年収はスキルではなく所属企業に依存する。
高年収を求める方は総合物流企業・大手の倉庫会社へ行くのがお勧め。
通関士は社内で評価されず、出世に不利。
通関士は安定を大切にする人にお勧めできる職業。

通関士の年収は所属する会社の基本給で決まる

通関士は独立することが難しく、ほとんどが会社に勤務する会社員です。
そのため年収は所属する会社に大きく左右されます。

通関士の平均年収が400~500万円程度と言われています。
会社員全体の平均年収436万円と変わりません。
(国税庁 令和元年分 民間給与実態統計調査より)

高年収を獲得したい方は通関士にならない方が幸せかもしれません。
通関士の勤務先となる業界は年収が低い業界ですので。

ゆうき
ゆうき

通関士の勤務先は基本的に物流企業。

激務薄給と良く言われます。

基本給以外で年収に影響するのは『通関士手当』『残業代』でしょう。
この後説明しますが、どちらも通関士の年収upにほぼ影響しません。

通関士という職業は年収にさほど影響を与えません。
勤務する会社の基本給の高さが全てです。

毎月3000円~15000円の通関士手当は焼け石に水

通関士手当として月に3000円~15000円支給されるのが一般的。
手当が支給されない企業も多いです。

実はこの通関士手当は年収に影響を与えません。
平均年収が低い企業が通関士手当を高く設定する傾向があるからです。

ゆうき
ゆうき

私の所属企業に通関士手当の支給はありません。

ただ、20代で通関士の平均年収は超えています。

通関士手当を目当てに通関士になってはいけません。
会社のお給料自体が低く、結局薄給になる可能性が高いです。

通関士手当が無くとも、平均年収の高い企業に所属したほうがお給料は上がります。
通関士手当はお給料アップのメリットとは言い切れません。

通関士は残業代で稼ぐことが出来ない仕事

通関士は残業をしにくい仕事です。
労働環境がホワイトなことが多いため、故意的な残業はすぐばれます。

通関士は残業手当を頼りにしてはいけません。

基本給が低く、残業代頼りの働き方は通関士に不利です。
みなし残業制度を採用する企業・基本給を高く設定する企業が通関士に有利でしょう。

残業で稼ぐスタイルは通関士に馴染みません。

通関士が所属する会社の業種と規模と年収について

通関士が所属する可能性がある業種と年収について紹介します。

【通関士が勤務する代表的な業界】
・総合物流企業
・倉庫会社
・商社・メーカー・海運系の物流子会社
・通関業者・フォーワーダー
『経験を積みたい通関士』
⇒フォーワーダー・通関業者へ。
『高年収を求める通関士』
⇒総合物流企業・大手の倉庫会社へ。
『堅実な経営基盤を求める通関士』
⇒商社・メーカー・海運系の物流子会社へ。

それぞれ特徴を見ていきましょう。

総合物流企業

総合物流企業はトラック・船舶・飛行機・鉄道すべての輸送を駆使しながらお客様の貿易・物流に答える企業です。

通関サービスも自社で当然のように行います。
そのため、通関部隊が設置されており通関士が活躍していますよ。

企業規模が大きく、お給料も高い傾向にあります。
新卒で入社すると希望とは別の部署に配属されてしまうことも。

古い日系企業が多く、体育会系と評されることが多いです。
通関士として転職すると、年収upにつながることが多いかもしれません。

倉庫会社

倉庫会社は自社が保有する倉庫に貨物を預かるサービスを提供しています。
港近くの倉庫に輸出入貨物を預かり、付属して通関業務も行います。

倉庫会社は通関部隊を保有する場合が多く、通関士が活躍しています。

総合物流企業と同じく、規模の大きな倉庫会社はお給料が高いです。

ゆうき
ゆうき

倉庫会社の方が総合物流企業に比べておとなしい人が多いと感じます。
あくまで個人的な感想ですが。

商社・メーカー・海運系の物流子会社

親会社の貿易・物流を支えたノウハウを強みに、物流サービスを提供しています。

大企業のグループ会社なので、給料・福利厚生どちらも安定した会社が多いです。
通関部隊はこの物流子会社に存在することが多く、通関士が活躍しています。

商社・メーカー・海運会社には通関部隊が基本的に存在しません。
通関士の経験は勤務に役立つかもしれませんが、通関士を募集しているのは物流子会社ですよ。

会社上層部は親会社の社員が就任することがほとんどで、社風は親会社譲りのものになります。
会社の情報が無い場合は親会社の雰囲気を調べてみると参考になるかもしれません。

通関業者・フォーワーダー

倉庫やトラックを所有せず、貿易・物流サービスを提供します。
倉庫・トラック等のハード面は他社のものを利用し、オペレーション・通関業務等のソフト面をメインで担当します。

通関部門が重視されている会社が多い印象です。
通関士の能力がサービス品質に占める割合が大きく、会社が1から指導するスタンスをとることも多いです。

未経験で通関士に就職・転職したい方にはマッチしているかもしれません。

規模の小さい会社が多いため、お給料は低い傾向があります。

ゆうき
ゆうき

個人的な感想ですが、優秀な通関士が多いです。
迅速に様々な通関業務をこなす必要があるのでしょう。

通関士は社内で待遇が悪く、年収が低めになる傾向がある

通関士は所属企業内で良い待遇を受けられません。
人事評価を受けにくく、出世に不利な傾向があります。

通関士の仕事は事務処理がほとんどです。
『大きな売り上げを獲得した!』みたいな華々しい成果は一切発生しません。
優秀な通関士も会社上層部から見ると『ミスをしない仕事が早い人』。

確かに年収1000万円以上を稼ぐ通関士はいます。
大企業の社員になれれば全然可能な金額です。

紛れもない高給取りですが、その通関士は自分の待遇に満足していないはずです。
もっと良いお給料をもらっている同期がたくさんいますからね。

通関士は出世コースではありません。

通関士は同僚に比べて年収が低くなる場合がほとんど。
通関士は自分の年収に不満を持つものです。

通関士の魅力は安定した働き方が出来ること

通関士の魅力は高いお給料ではなく安定感です。
手に職をつけながら安定した働き方を求める方にお勧めです。

【通関士の安定感】
・専門性が高く、転職が容易。
・年収500万円程度の求人が豊富。
・何年でも続けられる事務仕事

通関士は年収・キャリアアップの面ではイマイチな職業です。
ただ、仕事は生活のためと考える方にとっては素晴らしい職業です。

まとめ

この記事では通関士の年収が低いことを紹介しました。

ポイントはこんなところです。

  • 通関士の年収は所属企業による
  • 高年収を求める方は総合物流企業・大手の倉庫会社へ行くしかない
  • 通関士は社内で評価されず、出世に不利
  • 通関士は安定を大切にする人にお勧めできる職業
ゆうき
ゆうき

以上で幕引きにござる

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