通関士経験は貿易業界で重宝される転職スキル!身に付く知識を紹介。

通関士の転職
  • 転職市場で評価される貿易人材はどんな人?
  • 貿易業界で汎用的に使えるスキルは何?
  • 元通関士は通関士にしか転職できない?

通関士経験は貿易業界全体で汎用的に評価される経験です。
力を発揮するのは通関士が転職・キャリアチェンジをするタイミングでしょう。

通関士の社内評価は低くなりがちですが、転職時の安定感が凄まじいです。

この記事を読むことで、あなたは通関士が転職市場でどのように評価されるのか理解することができます。

通関士は貿易に関する法律の専門家です。
覚えることは山ほどありますが、将来のためにあなたも目指しませんか。

ゆうき
ゆうき

いつでも仕事を辞めてやるぞ!という気持ちの現役通関士が詳しく解説します。

【大前提】実務経験者は通関士への転職が容易

通関実務経験があると容易に他社の通関士へ転職できます。

会社が倒産しても食っていけるでしょう。
通関士は手に職がつく仕事です。

その理由は3つあります。

  1. 国家資格職『通関士』には設置義務がある
  2. 一人前の通関士になるまでに時間がかかる
  3. そもそも通関士の人数が少ない

それぞれ見ていきましょう。

国家資格職『通関士』には設置義務がある

通関士の設置義務が法律で定められています。
基本的に通関士を各営業所に一人は配置しなくてはなりません。
さらに、輸出入申告の書類を通関士に審査させる義務もあります。

通関営業所は全国に約2000
参考:通関業者の現況(カスタムスアンサー)

大半の営業所には通関士が設置され、輸出入申告の審査を行っています。
通関士として働くためのフィールドは全国に約2000社だけです。

通関士経験を持つ方には安心してこの審査を任せることができます。
通関士資格を持つだけの未経験者には安心して任せられませんから。

通関士経験者は通関士への転職で非常に優遇されます。
手に職がつき、安定した人生が歩めるでしょう。

一人前の通関士になるまでに時間がかかる

一人前の通関士になるまでには5年以上かかると言われています。

通関士に必要とされる知識量は膨大です。
通関士試験で問われる税関周りの法律はもちろん、貨物自体に適用される貿易規制まで熟知している必要があります。

通関士試験で問われない貿易規制にはこんなものがあります。

  • 食品衛生法
  • 家畜伝染病予防法
  • 関税割当制度
  • 経済連携協定

通関士の実務では【貨物に適用される貿易規制】も重要視されます。
通関士以外の仕事でこの知識はなかなか習得できません。

貿易規制の知識まで兼ね備えた通関士になるまでには時間がかかります。
実務経験を積めば積むほど、通関士への転職市場で評価されるでしょう。

通関士の人数が少なく、希少価値を持つ

通関士はそもそも人数が非常に少ないレア職業です。

通関士は全国に8000人しかいません。(令和3年4月1日時点)
参考:通関士の現況(カスタムスアンサー)
物流系企業に所属している人材は341万人(令和3年4月1日時点)
参考:労働力調査(基本集計) 2021年(令和3年)6月分結果

物流企業の中でも通関士はかなり希少な存在です。

通関士試験合格者が毎年1000人生まれていることも忘れないでください。
資格を取得しているが、通関士にならない人材も多いのです。

通関実務経験者の希少価値は高くなることは明らかです。
その希少性から実務経験のある通関士は通関業者で求められています。

通関士経験が物流業界で高い評価を受ける理由

通関士経験は物流業界から高い評価を受けます。

通関課への転職はもちろん。
貿易事務・営業への転職でも大きな評価ポイントです。

その理由は次の通りです。

  • 通関士は物流業界で必要とされる法知識の専門家
  • 通関士資格の難易度を物流企業が一番理解している

それぞれ見ていきましょう。

通関士は物流業界で必要とされる法知識の専門家

通関実務で身に付く貿易規制の知識は物流業界全体で重宝されるものです。
特に貿易事務・営業でその知識が求められます。

もちろん物流企業に通関士は在籍しています。
ただ、お客さんと直接やり取りをするのは貿易事務員や営業なのです。

ゆうき
ゆうき

知識が無いために苦労する貿易事務・営業は多いです。
お客さんからの質問を持ち帰り、通関士に質問しています。

通関士が貿易事務・営業に転職する強みは次の通り。

  • お客さんからの貿易規制に関する質問に即答できる
  • 社内の通関士とのコミュニケーションがスムーズになる

業務品質の向上を目指す物流企業はこの強みを喉から手が出るほど欲しがります。
『顧客満足度向上』『社内コミュニケーション改善』に繋がるからです。

貿易規制の知見を持つ貿易事務・営業は驚くほど少ないです。
皆さん通常業務に追われ、知識を蓄える余裕がありません。

通関士経験者は貿易事務・営業への転職に圧倒的な強さを持ちます。

通関士経験で得た貿易規制の知識は物流企業でも役立ちます。
特に貿易事務・営業への転職に強みを持つでしょう。

通関士資格の難易度を物流企業が一番理解している

物流企業は通関士資格を高く評価します。
通関士資格は貿易・物流への強い熱意と知識の現れとなります。

物流企業では通関士資格を昇格条件にしていることも。
何人もの社員が毎年通関士資格を受験し、落ちています。

就活生も通関士資格を取得しておくと選考に有利です。
詳細はこちらの記事で紹介しています。
【就活生向け】通関士資格を活かせるおすすめ就職先は?現役通関士が解説

自社の社員が何人も不合格となるのを目の当たりにしているため、物流企業は通関士試験合格者をとても高く評価します。

通関士資格は物流企業が一番評価します。
通関実務経験もある人材は有能な人材と判断されるでしょう。

商社・メーカーの貿易部門でも高い評価を受ける理由3つ

通関士経験は商社・メーカーへの転職でも力を発揮します。
貿易管理の仕事の募集要件を突破することができます。

その理由は3つあります。

  1. HSコードへの知見を高く評価される
  2. 関税への知見を高く評価される
  3. 英語を実務で使用していた(TOEIC:700点相当)とみなされる

それぞれ見ていきましょう。

HSコードへの知見を高く評価される

商社・メーカーの貿易部門ではHSコードの知見が高く評価されます。
特に輸出をメインで行う企業では輸出貨物のHSコード分類が重視されることに。

通関士はHSコードを毎日のように判断しています。
商社・メーカーの貿易部門でも強みを発揮できるでしょう。

HSコードは貿易貨物を分類する世界共通の6桁数字のことです。
この数字を元に貿易規制の対象となるかが決定されることなります。

貨物を輸出するメーカー・商社は輸出貨物のHSコードを判断します。
その判断を元に輸出規制・行先となる国での輸入規制を把握するのです。

様々な貨物のHS分類を行ってきた通関士は商社・メーカーへの転職に有利となります。

関税への知見を高く評価される

商社・メーカーの貿易部門では関税の知見が高く評価されます。
特に輸入をメインで行う企業では関税を安くする知識が重宝されることに。

関税を安くする制度としてこんなものがあります。

  • 経済連携協定(EPA/FTA)
  • 関税割当制度
  • 軽減税率制度

商社・メーカーが関税を安くするための書類を作成・準備します。
その書類をを最終チェックし、税関に提出するのが通関士の役割です。
当然、通関士は関税を安くするための制度を熟知する必要があります。

関税を安くする制度を熟知した通関士は転職に強いです。
商社の輸入部門・メーカーの購買部で評価されるでしょう。

英語を実務で使用していた(TOEIC:700点相当)とみなされる

通関士は英語を実務で使用しているとみなされます。
TOEICでいうと700点相当レベルの英語力があると判断されます。

その理由は貿易書類が全て英語だからです。
英語のスピーキング能力を使用した仕事では無いので、TOEIC800点相当の英語力とはみなされません。

通関士ゆうき
ゆうき

実は通関士は英語力を必要としない仕事です。
転職市場でTOEIC700点相当の評価を受けるのは意外でした。

通関士に必要な英語力はこちらの記事で紹介しています。
【通関士】英語が出来なくてもokな貿易事務。語学より経験を重視!

TOEICの受験・結果判明までには時間がかかります。
魅力的な求人チャンスを見過ごすしかない。。。なんてこともあり得るでしょう。
最低限の英語力要件を突破できるのはかなりの魅力です。

通関士経験者はTOEIC700点相当の英語力を証明できます。
商社・メーカー転職の募集要件をクリアすることができるでしょう。

通関士の転職における強みまとめ

この記事では通関士経験が転職市場で評価されることを紹介しました。

ポイントはこんな感じです。

  • 通関士への転職が容易。手に職がつく。
  • 物流業界でキャリアを高く評価され、実業部門であれば転職可能。
  • 商社・メーカーの貿易管理部門の募集要件を勝手に満たす。
通関士ゆうき
ゆうき

通関士には幅広い選択肢があります。

通関士に転職。商社・メーカーに転職。

安定した人生を歩むために、おすすめの職業です。

通関士が転職エージェントに相談した内容を記事にしました。
気になる方はこちらもどうぞ。
通関士の仕事がない?現役通関士が転職サイトに登録して実態を調査した。
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