【輸出通関の必須知識】輸出統計品目番号を知ると仕事の幅が広がる話

通関士の仕事内容
通関士は専門的な仕事って聞くけど、どんな専門性が身に付くの?
HSコード?輸出統計品目番号?それぞれどんなもの?
輸出を担当する通関士が身に付けるスキルって何?

輸出担当の通関士は『輸出統計品目番号(輸出統番)』を判断する必要があります。
HSコードと混同されることもありますが、別物です。

輸出統番は『日本から輸出される貨物が分類される9桁の数字』を表します。
ちなみに、HSコードは『世界共通の貨物が分類される6桁の数字』のことです。

輸出統番は輸出関係の仕事で必ず関わることになります。
通関士として輸出統番を判断できるようになると、商社・メーカーの輸出部門で重宝される人材となるでしょう。

この記事を読むことで、あなたは通関士になると身に付く専門性・強みを理解することができます。

ゆうき
ゆうき

1年間は輸出通関を経験、現在は輸入担当の通関士である私が詳しく解説します。

全ての輸出貨物に輸出統番が割り当てられる

日本から貨物を輸出する場合、その貨物が割り当てられる輸出統計品目番号(輸出統番)を判断する必要があります。

輸出申告書に輸出統番を記載し、税関に提出するのが通関士の仕事です。

通関士は輸出統番を判断する

輸出貨物を確認し、どの輸出統番に割り当てられるべきか通関士が判断します。
輸出を担当する通関士の一番重要な仕事でしょう。

輸出統番は9桁の数字です。
『輸出統計品目表』で一覧にされており、通関士はこの表を毎日読み込むことになります。

輸出統計品目表はこちらのページで確認することができます。
税関HP:輸出統計品目表

輸出を担当する通関士の最重要業務は『輸出統番の判断』ということを理解してください。

輸出統番を決めるとHSコードも決まる

輸出統番が決まると、自然にHSコードも確定します。
輸出統番の最初の6桁がHSコードです。

HSコードとは『世界共通の貨物分類方法』のこと。
世界中の全てのモノを6桁の数字に分類するルールと理解してください。

輸出統番は9桁の数字ですが、次のルールで出来上がっています。
〔輸出統番(9桁)〕=〔HSコード(6桁)〕+〔日本が定めた3桁〕

通関士は輸出統番を判断しますが、同時にHSコードも判断していることを覚えておいてください。

貿易統計は輸出統番から作られている

通関士が判断した輸出統番は『貿易統計』を作成するために活用されます。
『どんな貨物が、どれくらい、どこの国に輸出されているか』を日本は輸出申告のデータから作り上げているのです。

輸出では基本的に税金の支払いが発生しません。
輸入担当よりも、輸出担当の通関士の方が気楽と言われる要因です。

輸入に税金が発生することはこちらの記事で紹介しています。
【輸入税番】輸入統計品目番号とは?通関士が一番頭を悩ませるもの。

輸出統番を通関士が判断ミスすると、貿易統計のデータが乱れます。
輸出担当の通関士は間違えてもOKなんて勘違いを絶対にしないでください。
ミスが発覚すると税関から厳しい指導を受けることになります。

HSコード判断スキルは輸出企業で重要視される

HSコードの判断スキルは輸出企業で重要視されます。
メーカーや商社の輸出部門で重宝されるでしょう。

輸出企業は自社製品のHSコードを判断・管理しています。
HSコードごとに定められた貿易規制を確認するためです。

通関士経験で身に着くHSコード判断スキルが輸出企業で活かせることは言うまでもありません。

輸出企業は自社製品のHSコードを管理している

輸出企業は自社製品のHSコードを把握して管理しています。
海外の売り先に世界共通のHSコードを伝えているというのが分かりやすい理由でしょう。

HSコードが世界共通というのがポイントです。
輸出統番は日本限定で通じるものですが、HSコードは世界中で通用します。

海外の売り先に共通理解があるHSコードを把握しておくことは重要事項ということを理解してください。

HSコードで輸出規制が決まる

輸出企業がHSコードを管理しておくことは『日本の国内規制』を把握することにつながります。

HSコードごとに定められている輸出規制は多いです。
輸出企業がクリアしなくてはならない法規制を把握するうえで、自社製品のHSコード理解は欠かせません。

特に化学製品や機械製品を輸出するメーカーや商社では輸出規制の理解が必須でしょう。
複雑な輸出規制を管理する必要があり、通関士の知識を活かすことができます。

メーカー・商社で輸出を担当する通関士のスキルが重宝される

メーカー・商社の輸出部門で通関士経験を活かすことができます。

毎日のように輸出貨物のHSコードを判断している通関士は、輸出企業で重宝されるHSコード判断スキルを兼ね備えているからです。

通関士経験が転職市場で評価される実体験をこちらの記事で紹介しています。
通関士の仕事がない?現役通関士が転職サイトに登録して実態を調査した。

HSコードの知識は輸出業界全体で使えるものです。
輸出担当の通関士経験が幅広い分野で有用なことを覚えておいてください。

通関士が関わる輸出統番についてまとめ

この記事は輸出統計品目番号(輸出統番)ついて紹介しました。

ポイントはこんなところです。

  • 輸出貨物が分類される9桁の番号を『輸出統計品目番号』という。
  • 輸出統計品目番号は『輸出統番』と呼ばれる。
  • 輸出統番は通関士が判断し、税関に報告する。
  • 輸出統番の最初の6桁はHSコードと同じ。
  • HSコードで輸出規制が定められているため、HSコード判断スキルは貿易業界で重宝される。
  • 通関士は『HSコードの判断スキル』が一番身に付く職業。
ゆうき
ゆうき

輸出を担当する通関士は毎日『HSコード』と向き合います。
HSコードの判断業務は貿易業界全体で重宝されるスキルです。
通関士経験が貿易業界全体で活かせるのは『HSコード判断スキル』が高まるためでしょう。

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