【通関士資格の将来性は?】取得メリット5個と目指すべき人を紹介

通関士試験
今から通関士資格を取得するのは時間の無駄なのか
通関士試験に合格するメリットは労力に見合うのか
将来的に通関士資格の価値は無くなるのか

通関士試験に今から挑戦すべき人がいます。
逆に、通関士資格を取得しても時間の無駄になる人もいます。

今までも、そしてこれからも、通関士資格は『一握りの方々』がとるべき資格です。
大多数の方にとっては取得する価値の無い資格だと理解してください。

この記事を読むことで、あなた自身が今から通関士試験に挑戦すべきか判断することができます。

ゆうき
ゆうき

通関士資格を取得後、通関士として勤務する私が詳しく解説します。

『今までの』通関士資格 取得メリット5つ

通関士試験に合格するメリットは限定的です。
一部の方にしか役立たないでしょう。

通関士資格を取得して得られるメリットは次の通り。

  1. 通関士になるための登竜門
  2. 貿易関係の仕事に採用されやすくなる
  3. 通関士とのコミュニケーションが円滑になる
  4. 貿易・物流企業内での人事評価が上がる
  5. 難関資格に合格できたという自信がつく

それぞれ見ていきます。

通関士になるための登竜門

通関士を目指す場合、通関士資格は力を発揮します。
実務未経験だとしても、通関士資格を持っていれば採用されやすくなるでしょう。

メリットを享受できるのはこんな方です。

  • 未経験から通関士へ転職したい方。
  • 貿易・物流企業内で通関課に異動したい方。
通関士になって得られるスキルはこちらの記事で紹介しています。
通関士経験は貿易業界で重宝される転職スキル!身に付く知識を紹介。

通関課で勤務するだけなら通関士資格は必要ありません。
資格未取得だと、採用の段階で足切りされる可能性が高いことを理解してください。

貿易関係の企業で採用されやすくなる

通関士資格は通関士以外の仕事でも評価されます。
特に貿易事務では絶大な効果を発揮するはずです。

メリットを享受できるのはこんな方です。

  • 未経験から貿易業界へ転職したい方。
  • 貿易・物流企業の就職活動を有利に進めたい方。

『通関士とコミュニケーションが必要な仕事』で重宝されます。
通関士とやり取りをするのは貿易事務・物流企業の営業です。

貿易・物流企業に就職・転職する際、通関士資格は確実に評価されるでしょう。

通関士とのコミュニケーションが円滑になる

通関士と業務上の連絡をする方にとって、通関士試験で身に付く知識が役立ちます。

通関知識はニッチでわかりにくく、貿易業界でも精通する人がほとんどいません。
貿易に関わると、通関士と会話が成立しない。。。なんてことが頻繁に起こるのです。

このメリットを享受できるのはこんな方です。

  • 通関士と直接やり取りをする方。
  • 物流企業に通関業務を依頼する商社・メーカーの方。

通関業務は法律で厳格にルールが定められています。
何も知識が無いと、通関士の言うことが理解できないでしょう。

貿易・物流企業での人事評価が上がる

通関士試験に合格すると人事評価が上がります。
昇格要件になっている貿易・物流企業もあるほどです。

通関士資格は貿易・物流企業では『取得すべき最難関資格』に位置付けられています。
もし『成長意欲』のような評価項目があれば、間違いなく高評価が付くでしょう。

このメリットを享受できるのはこんな人です。

物流・貿易企業に勤務する全ての社員。
※貿易に関係ない部署勤務の方は除く

特に物流企業では通関士資格が出世に響くケースも見受けられます。
出世に役立つというより、出世にマストとなる可能性も理解してください。

難関資格に合格できたという自信に繋がる

通関士資格は間違いなく難関資格です。
通関士試験以上の難易度を誇る資格は数えるほどしかありません。

長い社会人人生の中で、資格取得を目指す機会は何度もあるはずです。
通関士試験をベースに他の資格難易度を体感することができるでしょう。

このメリットを享受できるのはこんな人です。

通関士資格を活かせる立場にあり、ゆくゆくは別のフィールドで活躍するための資格を取得したい方。
※(例)人事部・経理などへ社内異動をする

資格試験の難易度は調べるだけでは体感できません。
通関士資格に合格することで、他の資格がどの程度難しいのか判断する指標になるでしょう。

『将来的に無くなる』通関士資格のメリットは1つだけ

将来的に通関士資格が役立たなくなるケースがあります。
それは正社員を目指し通関士資格を取得する場合です。

近年、通関士の正社員求人は減少し、派遣社員・契約社員の比率が増加傾向です。
未経験で通関士に転職希望する方は正社員の求人を探すのが難しくなっています。

通関士の需要はまだまだありますが、『正社員の需要』は減少していることを理解してください。

正社員の通関士求人はどんどん減っている現実

通関士の正社員求人は非常に見つけにくいです。
あっても経験者限定の求人がほとんどでしょう。

現役通関士が通関士求人を探した結果はこちらの記事で紹介しています。
通関士の仕事がない?現役通関士が転職サイトに登録して実態を調査した。

通関業務未経験だと、通関士資格を取得しても正社員になるのは至難です。
資格があるから正社員になれるという時代では無いことを理解してください。

通関士は今後『派遣社員・契約社員』がメインになるかも

正社員の通関士は徐々に派遣・契約社員の通関士に置き換わっていくでしょう。

通関士の需要は全く減っていません。
事務員は派遣・契約社員で揃え、コストを抑える風潮が影響しています。

通関士は企業にとって『単純業務を行う事務員』です。
正社員を通関課に異動させることはあっても、外部から通関士を正社員で迎え入れることはレアケースと理解してください。

派遣社員として通関士になるメリットはこちらの記事で紹介しています。
派遣社員で通関士を3年経験すると、一生食うには困らなくなる話

正社員としての転職を目指す場合、通関士資格を取得しても良いことが無いです。
他の資格にチャレンジすることをおすすめします。

通関士資格を今から取るべき人

今から通関士試験の勉強を始め、メリットを得られる人もいます。
人生が変わる人からちょっぴりうれしく感じる人まで様々でしょう。

今からでも通関士資格を取得すべき人は次の通りです。

  1. 貿易企業・物流企業に勤務する方
  2. 貿易企業・物流企業に就職したい方
  3. 未経験から派遣・契約社員として通関士を目指す方

それぞれ見ていきます。

貿易企業・物流企業に勤務する方

すでに貿易企業・物流企業に勤務する方は通関士資格を取得すべきです。
貿易に関わる部署に在籍している方は取得して損がありません。

得られるメリットは次の通りです。

  • (希望すれば)通関課への異動が見込める
  • 通関士とのコミュニケーションが円滑になる
  • 人事評価が上がる

もしあなたが貿易・物流企業の社員であれば、通関士資格は社内推奨資格となっているでしょう。
通常業務でスキルが付かないと悩むなら、まずは通関士資格を目指すべきです。

通関士試験に合格すれば社内で一目置かれ、周囲とは異なる人材になれます。
その他大勢の社員となる前に動き出しましょう。

貿易企業・物流企業に就職したい方

貿易・物流企業を目指す就活生は通関士資格を取得すべきです。
有利に選考を進めることができるでしょう。

通関士試験に合格した学生なんてほとんどいません。
通関士資格を持つ就活生というだけで、貿易・物流企業からは間違いなく注目されます。

学生が通関士資格を取るメリットはこちらの記事で紹介しています。
【就活生向け】通関士資格を活かせるおすすめ就職先は?現役通関士が解説

就職活動には英語力・学歴・体育会経験などの武器が結果に大きく影響します。
通関士資格という武器は他の就活生が持たず、物流・貿易企業で非常に高く評価される珍しい武器です。

就活に向けて準備を早期に始めたい就活生にはお勧めできる資格になります。

未経験から派遣・契約社員として通関士(貿易事務)を目指す方

実務未経験で貿易関係の仕事に転職する場合、通関士資格が役立ちます。
通関士・貿易事務の派遣・契約社員に応募できるでしょう。

正社員の求人はなかなか見つからないことに注意してください。
通関士資格単体だと、派遣・契約社員として働くことにしか役立ちません。

通関士試験に合格すると、通関士・貿易事務という専門性の高い求人に応募することができます。
有資格者が実務経験を数年積めれば鬼に金棒です。

通関士経験を積むメリットについてこちらの記事で紹介しています。
通関士経験は貿易業界で重宝される転職スキル!身に付く知識を紹介。

派遣・契約社員としての働き方を選択する方には通関士資格がおすすめできます。
数年の実務経験の後、さらなるキャリアアップも目指せるでしょう。

通関士資格を取るべき人まとめ

この記事は通関士資格を取るべき人について紹介しました。

ポイントはこんなところです。

  • 通関士資格を今から取るべき人は3種類。
  • 貿易・物流企業に勤務する方。
  • 貿易・物流企業を目指す就活生。
  • 未経験から派遣・契約社員として通関士・貿易事務を目指す方。
  • (注意)通関士資格を取っても正社員になるのは難しい。
ゆうき
ゆうき

通関士資格の取得メリットは限定的です。
誰にとっても役立つ資格ではなく、特定の方に狭く深く役立つ資格でしょう。
あなたの立場は通関士資格のメリットを享受できるかを考えてから受験するべきです。

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